宮崎の官能シーンは終わらない。
中盤では、さらに濃厚な濡れ場が待ち受けていた。
厳しい残暑の中、汗だくで仕事から帰って来た夫を待っていた宮崎。だが、どこか憂鬱な表情を浮かべている。帰宅した夫は、汗まみれの服を着替えようと上半身裸になる。すると宮崎は、夫の引き締まった肉体に背後から抱きつき、そのまま腕を回し、背中に顔を埋める。まさに、“妻からのおねだり”サインだ。
そして、場面は一転して、2人はいつものように、夫婦交歓に溺れるのだ。うつ伏せになっている妻の背中を滑るかのように、ゆっくりと舌と口で愛撫する。月明かりの中、真っ白な雪肌を味わうように、ネットリと舐め回される宮崎の背中のラインが艶かしい。性感帯を刺激されたのか、背中がピクンピクンとうごめき、2人の官能ぶりをみごとに表現している。
やがて、すっかり高まったところで、夫と腰を重ね合い、ゆっくりと動きだす。最初の場面と同じように激しくもなく、“日常の営み”の様子が、実に丹念に捉えられている。
そのまま2人は、横になって向かい合ったまま抱き合う。まるで、さっきまでの情事を惜しむかのように、宮崎は小ぶりな乳房を、抱き合っている夫の胸に押しつける。そして、きつく抱き合うと、またキスを始め、2人は再び燃え上がっていく。
「ヌチャヌチャ、ヌチャヌチャ‥‥」
部屋には2人の唾液をむさぼる音だけが響き渡るのである。
それにしても、これまでほとんどキスシーンすら披露してこなかった宮崎だが、今回の作品では、惜しげもなく、全裸ボディやアエギ声を披露。どちらかというと肉感的なタイプではないが、20代後半を迎え、離婚も経験し、女性としても色香を感じさせる女優に成長したと言っていい。
芸能ライターによれば、
「この作品は、宮崎が風呂場で遭遇したトラブルを報告しようとするシーンからスタートするんですが、彼女がいきなり全裸で疾走するんです。残念ながら、ヘアこそ見えませんが、下半身はふくらはぎはもちろん、筋肉質ではなく女性的なそそる内腿まで見えてドキリとさせられます。また、その直後に夫と話すシーンでは、後ろから背面ヌードがバッチリ拝める。スレンダーながら少し熟れた感のある背中やくびれの肉づきは、やはり20代前半の女優とは一味違う生活感が漂っていました」
実際、今回の濡れ場挑戦は、宮崎が大人の女優としてのイメージチェンジを狙った「第1弾」と言うこともできる。芸能記者が言う。
「これまで、彼女は子役から清純派のイメージで成長し、映画とNHKを中心に仕事を選んできた。それがゆえに、作品には恵まれたものの、どうしてもお堅いイメージが拭えなかった。ところが、今回の作品は生々しいセックスシーンまで熱演している。私生活でもV6の岡田准一(32)との不倫騒動や高岡蒼佑(30)との離婚などゴタゴタ続きで、もはや清純派という響きがしらじらしいのも事実。そこで、“オンナ”を前面に出した“性純派”にイメチェンを図ったのでしょう。女優としての決意を感じさせますね」
“淫ら妻”な艶技がさらに加速していくことを期待したい。