ロックバンド・GLAYのボーカルTERUが、北海道・新千歳空港で足止めを食らったことに対して自身のツイッターで怒りをぶつけ、ネット上で話題となっている。
TERUは1月6日、新千歳空港から東京へ空路移動する予定だったが、降雪の影響で大幅に遅れが生じ、〈どんな理由があるのか?理解できないが。 千歳から自分が乗る予定の便が2時間10分遅れになり、自分が乗る予定の便の30分後に出発する便が30分遅れで出発、1時間半後の便も30分遅れで飛ぶ予定。 なぜこの便だけ2時間10分遅れなんだろう?〉とツイート。さらにツイッターで状況報告を続けた。
そして3時間遅れで搭乗する前には〈日本は素晴らしい。 誰一人としてクレームを入れる人がいない。 企業には、これに甘んじることなく誠意を持って対応して欲しいと強く願います。〉と皮肉めいたツイートを投稿。
これには「誠意って何? クレーマーはよく誠意って言葉を使うよね」「北海道出身で、雪での交通機関の乱れはよくわかってるはずなのに、こういう発言は残念」「人的ミスでもないのに怒ってもしょうがないだろ」と非難する声が殺到した。
芸能人のネットでの炎上に詳しい芸能誌記者が言う。
「飛行機の遅れでイライラする気持ちはわかりますが、芸能人は一般人と違い、ちょっとした一言でも瞬く間に拡散されて事が大きくなってしまう場合もしばしば。ネガティブなツイートにはくれぐれも注意した方が賢明ですよ」
搭乗した後も、なかなか離陸する気配のない機内でツイートを続けたTERUに、ネット上では「同じ北海道出身の歌手でも、松山千春とは大違いだな」という声もあり、17年に出発が遅れ乗客がイライラし始めた全日空便の機内で、みずから機内放送用マイクを手に取り「大空と大地の中で」を歌って喝采を浴びた松山との差を残念がる意見もあった。
TERUは1月8日、ネットで批判が続出したためか、不満をつぶやいた真意についてさらにツイッターで説明しているが、いっそ空港で「HOWEVER」でも歌っていたら、「神対応」と絶賛されたのではないだろうか。
(石見剣)