狂言師の和泉元彌が、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」の長田庄平に苦言を呈した。
2月17日放送の「行列のできる法律相談所」(日本テレビ系)にゲスト出演した和泉は、学校での狂言公演で生徒たちから「チョコプラのネタだ!」などと言われると告白。自身のものまねを得意とする長田のほうが子供たちに知られているため、舞台がやりづらいとコボしていた。
「子供たちは狂言そのものを知らないため、長田のものまねに和泉という“ご本人”が存在することも知らないのです。それゆえ長田の『そろ~りそろ~り』というものまねネタも、子供たちにはヘンテコな声と動きの一発芸だと思われているようですね」(芸能ライター)
ものまね芸の定番である武田鉄矢や長渕剛でも、それを観て笑っている若者たちがオリジナルのほうをよく知らなかったりするもの。同様にプロレスラーの武藤敬司も、若者にとっては芸人の神無月がまねをする人という認識だ。そして中にはオリジナルの存在自体が理解されていないケースもあるという。
「プロレスラー・長州力のコピーでものまね芸人の長州小力がブレイクした当時、プロレスに興味のない女性アイドルが番組の控室で長州と一緒になり、すっかり小力だと思い込んでしまったのだそうです。その二人を見分けるのは簡単で、長州が身長184センチと大柄なのに対して小力は160センチと相当な小柄。ただ小力の背がそこまで低いことはあまり知られていないため、そのアイドルは長州の大柄な体躯を見ても疑問に思わなかったのでしょう」(前出・芸能ライター)
ちなみに和泉は身長170センチで長田は168センチと、こちらの二人はほとんど同じ背丈のようだ。
(金田麻有)