タレントの西野未姫が、アイドル時代のファンについて語ったエピソードが物議をかもしている。西野は5月6日放送のバラエティ番組「陸海空 こんなところでヤバいバル」(テレビ朝日)に出演。番組内でオタク(ファン)についての話題になった際、「AKBのファンみんな歯ないよ、歯溶けてるの。この世にこんなに歯がヤバい人っている?こんなにもいる?ってくらいヤバいの」とぶっちゃけたのだ。
この発言には「ファンの悪口とか引くわー」「そういう目でファンを見ていたのか」といった批判が続出。その一方で、「だってその通りだよね」「オレも非アイドルファン相手にその話題でウケを取っていた」と擁護の声も出ているようだ。そんな“歯事情”に関して、子育て中のライターが指摘する。
「西野の話を聞くと、アイドルファンが幼かったころの家庭環境が心配されます。小学校では児童の歯を入念にチェックするのですが、それは虫歯と家庭環境に相関関係があるから。虫歯が10本以上ある“口腔崩壊”の児童では、経済的困難やネグレクト(育児放棄)といった問題が少なくないのです。それゆえ彼女のファンに口腔崩壊が多かったのであれば、不憫な幼少時代の経験者が多かったと予想できてしまいます」
そういった指摘の一方で、西野の「歯がない」発言は単に彼女の幼さを示すエピソードに過ぎないとの声もあるようだ。週刊誌の記者が語る。
「アイドル時代の西野はファンの年齢層が高く、40代や50代のファンも珍しくありませんでした。その世代が小学生だった当時、虫歯を持つ児童の割合は90%を超えており、虫歯のない子のほうが珍しかったのです。それが現在では50%を切り、虫歯の本数も激減。それゆえ十代前半のアイドルだった西野が30歳も年上のファンを見たら『歯がない!』と思ってしまったのも無理はないでしょう。ただ他のアイドルはそんな発言をしないもの。今回のように見たままを口に出すのは幼さの表れ、と言われても仕方ないかもしれませんね」
ただ、口腔ケアなどの予防治療が一般的ではなかった世代のファンは、アイドルから「歯がない」と思われていることをもう少し気にしたほうがいいのかもしれない。
(金田麻有)