2月24日に火を噴いたロシア軍によるウクライナ侵攻。この世紀の蛮行によって莫大な民間人犠牲者が出ており、悲惨な戦争の様子は、現地民が命がけで撮影したネット上の映像でも知ることができる。
今世紀最悪の暴君と化したロシアのプーチン大統領を止めるべく、アメリカのバイデン大統領は「独裁者の侵略に代償を」と演説し、秘かな「プーチン暗殺部隊」を組織させていた。
米情報筋にも太いパイプを持つ日本の軍事戦略の専門家が、その舞台裏を明かす。
「実はつい最近、バイデンはNSC(国家安全保障会議)内に『タイガーチーム』と呼ばれる対ロシア戦略チームを緊急編成させています。CIA(中央情報局)をはじめ国防総省などのインテリジェンスセクターもこれに協力する体制が敷かれていますが、実はこのタイガーチーム内で今、プーチン排除へ向けた綿密な極秘作戦が練られ、発動されたのです」
プーチン大統領は「核の使用」をチラつかせて恫喝。中でも「抑止力を特別警戒態勢に移行する」との発言は、バイデン大統領の目には「一線を越えた暴挙」に映ったという。
「この場合の『抑止力』がICBM(大陸間弾道ミサイル)などに搭載される戦略核による抑止力を指していることは明白です。つまり、経済制裁をはじめとしてロシアへの圧力を強める西側諸国に対し、戦略核で報復するとのメッセージです。とすれば当然、戦術核を使用した、ウクライナでの限定的な核攻撃も視野に入っているはずですから、バイデンは『常軌を逸した賭けを阻止するには、プーチン排除しかない』との結論に至ったのです」(軍事アナリスト)
その具体的な方法は、次のようなものだった。
「CIAが長い歳月をかけてクレムリン(ロシア大統領府)内やロシア軍内に送り込んで築き上げてきた『エージェント』と呼ばれる複数の協力者、それもプーチン政権を支えてきた複数のスパイらによる特命部隊を決起させる。軍事クーデターによってプーチンを幽閉し、政権を転覆させるという内部崩壊計画です」(前出・軍事戦略専門家)
仮にこの作戦が想定以上に長引いた場合、あるいは不調や不発に終わった場合に備え、
「クレムリン内やロシア軍内の協力者に直接、プーチンを暗殺させるつもりでいます。狙撃、毒殺、あるいは変死工作など、方法としては『何でもあり』になると聞いています」(前出・軍事戦略専門家)
この「暗殺部隊」のさらなる実態については3月8日発売の「週刊アサヒ芸能」3月17日号で詳報されている。