「KAT-TUN」の亀梨和也が、乱立するアイドルに対する不満を口にしたという。8月17日付の「文春オンライン」によると、亀梨は酔ったうえで「東京ドームに立ってからがアイドルなんだよ」と主張。“自称アイドル”への不満を口にしたようだ。
「この発言に対してはハロヲタなどから批判の声も出ていますが、亀梨はおそらく男性アイドルを念頭に発言したはず。最近はジャニーズ以外の男性アイドルが増えており、中にはBOYS AND MENのようにナゴヤドーム公演を成功させた例もあって、ジャニーズの牙城が脅かされているとの見方もあります。しかし亀梨のKAT-TUNは史上唯一、CDデビュー前に東京ドーム公演を開催した実績を持つことから、彼のプライドが今回の発言につながったんでしょう」(芸能記者)
アイドルの基準が東京ドームとは異様に高すぎるものの、ジャニーズ所属タレントとしてのプライドゆえに、そんな大口も叩けるということか。だが、当のジャニヲタの間から、亀梨への不満や批判が続出しているというのだ。芸能記者が続ける。
「ジャニーズのCDデビュー組の中で、『A.B.C-Z』と『Sexy Zone』がいまだ東京ドーム公演を行っていないのは有名な話。そのためファンからは、亀梨がこの2組が“自称アイドル”だとディスっているとの不満が噴出しています。また、昨年にジャニーズで最もCDを売り上げた『King & Prince』も東京ドーム公演を行っていませんし、『SixTONES』や『Snow Man』といったジャニーズJr.組も当然、東京ドーム公演の経験はなし。そのためJr.好きからも《亀梨は調子に乗りすぎ!》との批判が巻き起こっているようです」
このように怒り心頭のジャニヲタが少なくない一方で、亀梨は決してセクゾらをバカにしたわけではないとの声もあるようだ。
「亀梨は決して“単独公演”を条件とはしていないはず。そのため、毎年末恒例のカウントダウンコンサートや、13年3月に行われた『JOHNNYS’ Worldの感謝祭 in TOKYO DOME』への出演も数に入れれば、デビュー組はすべて東京ドーム経験を持つことになります。そしてJr.についても今月開催された『ジャニーズJr. 8.8祭 ~東京ドームから始まる~』でほぼ全員が東京ドームのステージに立っているのが現実。その意味で亀梨は、所属タレントを東京ドームに出演させられるジャニーズ事務所こそが、真の男性アイドル事務所だと主張したかったのかもしれません」(前出・芸能記者)
いずれにせよ、東京ドームを基準にするのははたして妥当なのか。世間のほとんどのエンターテイメントとは異なり、下積みらしい下積みの存在しないジャニーズ所属タレントには、実は東京ドームのありがたみが理解できていないのかもしれない。
(金田麻有)