大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺」(NHK)の9月15日回の関東地区の平均視聴率が6.7%を記録。前回から2.1ポイントも大幅にダウンしたことが明らかになった。
このままのペースで行けば12年放送の「平清盛」の全話平均視聴率12.0%を下回るのは確実。1話あたりの平均視聴率でもぶっちぎりのワーストを記録しそうで、もはや「いだてん」に対する興味は「歴代大河ドラマにおける1話の平均視聴率ワースト10を独占ができるかどうか」だけとなっているような状況だ。
「いだてん」放送前、1話あたりの平均視聴率で最低を記録したのは「平清盛」の第45回、7.3%だった。これは当時、それまでの最低視聴率だった「花の乱」の第20回が記録した10.1%を大きく下回る数値。いだてんが始まるまでは歴代大河ドラマのワースト1だった。
「ところが『いだてん』がスタートすると、早くも第6回にして視聴率ひとケタを出してしまいます。その後は下がる一方で、平清盛の記録を次々と塗り替えてしまいました。第35回が終了した現在、視聴率ワースト10の1位から8位までを『いだてん』が独占しています。9位が『平清盛』で、10位は『いだてん』。このままならワースト10をすべて『いだてん』が占めることになります」(テレビ誌ライター)
「平清盛」の最低視聴率は7.3%。「いだてん」はこの数字を2回下回れば、ワースト10独占が完成する。「いだてん」の放送回数は47で、残りは12回もある。
「ワースト10独占はほぼ確実でしょう。それこそ能年玲奈ことのんを出すといった思い切った手を今すぐ打たないとダメでしょうね。ネットでは、ワースト20独占もあるのではないかとささやかれています」(前出・テレビ誌ライター)
「いだてん」がどこまで記録を更新できるのか、逆に気になってしまう状況なのだ。最後の巻き返しに期待したいところだ。