3大ジャンボの一つとして人気の「ドリームジャンボ宝くじ」が、5月17日から全国で発売スタート(最終日は6月7日)。昨年同様、1等1億円の当せん確率はドリームジャンボ宝くじ史上最高! 夢の億万長者を狙う絶好のチャンスだ。
今年の「ドリーム」は、昨年の「年末ジャンボ」のように一撃3億円の破壊力こそないものの、1ユニット(1000万枚)あたり、1等1億円が7本を占める賞金体系が魅力。今回は23ユニットが予定されているので、一気に億万長者が161人も誕生する計算だ。
そこで、5月8日に発表された「平成24年度宝くじ長者白書〈全国版〉」(みずほ銀行宝くじ部調査)から、気になる高額当せん者の横顔を探ってみよう。
まず、男女別では、男性が64.4%。年代別で見ると60代がトップ、2位が50代、3位が40代と本誌読者に多い層が上位を占めており、男性のモデル像にしぼってさらに迫ると「みずがめ座の会社員」でイニシャル(名前・姓)は「K・S」。購入歴は「10年以上」で「30枚購入派」となった。
ただし、これはあくまでも昨年度の結果であり、悲観することはまったくない。過去のデータに詳しい、宝くじアドバイザーの長利正弘氏が話す。
「21世紀になってからのデータを見ていくと、『姓』は02年から10年間も『K』が続いていたんです。唯一、01年が『S』でした。この集計は4月1日から翌年の3月末までですから、今年の『ドリーム』も含め、今年度の長者モデルとなると『しし座』か『牡羊座』の『T・K』と予想します。『T』が2年連続で外れたことがないし、同じ星座が3年連続1位になったケースもないからです」
24年度の集計結果でもトップの「みずがめ座」と2位の「天秤座」の差はわずか1名。次位の「うお座」や長利氏のモデル像まで十分に期待してよさそうだ。
さらに「ドリーム」には、もっと意外でおもしろいデータがあるという。
「長者白書のデータでは、『いつもの売り場』(42%)『出かけたついで』(36%)に購入したケースが圧倒的ですが、『ドリーム』なら意識的に当せん番号を狙ってみたい。過去10年間の1億円以上の当せん番号を見ていくと、出現する数字に大きな偏りがあるんですよ」(前出・長利氏)
例えば、万の位の番号だ(表参照)。明らかに16万台と17万台が突出している。組番号にしても「100組」だけが過去10年で3回も出現しているのだという。
「売り場の方に聞くと『100組』って敬遠されがちなんだそうです。そういう方には、下1桁が1の組番号をお勧めします。ここ2年で登場した9つの組番号の中に『11』『21』『81』と3つも含まれているからです。最近は大きな売り場であれば、用意したメモ書きを渡すと、笑顔で探してくれますよ」(前出・長利氏)
今回の「ドリーム」は「100組or下1桁1の組」+「16万台or17万台」狙いで億万長者だ!