「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」(テレビ東京系)の最新回となる第13弾が3月28日に放送された。
マドンナは女優の東ちづる。今回の旅に失敗すれば、田中要次と羽田圭介が降板になるため、視聴者の注目は旅の成否に集まったが、実は、東ちづるにも熱い視線が注がれていた。
「田中と羽田が急におもしろくなることはないので、旅がおもしろくなるかどうかはマドンナ次第。バス旅Zになってからマドンナに求められるものは大きくなっています。そのため、バス旅ファンの厳しい目が注がれるわけです」(テレビ誌ライター)
東は出発前に「東ちづるが終わらせたみたいになるのイヤです」と語り、積極的に行動した。みずからルートを聞きに行く頑張りを見せている。
中でも特に注目されたのは3日目の宿交渉。マドンナが宿泊施設に泊まれるかどうかを聞きに行くのは、バス旅では異例のこと。
これだけでも称賛ものだが、さらに東は見せ場を作っている。1人ホテルに入り部屋があるかどうか確認していると、わざわざ旅館の外に出てきて待機している2人に「もし泊まれたらすごくいい」と途中経過を報告したのだ。
いったんホテル内に戻るが、ふたたび外に出てきて「すっごい景色もきれい」と期待させた。そして部屋が取れたかどうか聞かれると「ダメです。夕食は。素泊まりオーケー。朝食あり」と脅しつつも、笑いをとった。
「宿交渉の際、しぶい顔をして部屋が取れなかったと思わせ、一行を驚かせるのはバス旅でおなじみになっていますが、東の一連の言動はそれを上回るものでした。今回の旅の一番の見せ場だったと思います。東は第12弾を観たと話していましたし、羽田がビールを一気飲みすることを知っていたので、バス旅をよく見ているのかもしれません。それでこのセリフが生まれたのではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
さらにお風呂に入るシーンを披露したことも好評価につながった。長野県上田市の鹿教湯でバス待ちになると、一行は温泉旅館へ。ここで東はお風呂に入り、それも混浴というおまけつき。柔肌をさらし、田中や羽田といっしょに汗を流したのだ。
「時間的には決して長くありませんでしたが、東の魅力を伝えるには十分でした。“完熟美女”の色香をたっぷりと堪能しましたよ」(前出・テレビ誌ライター)
バス旅ファンから高く評価された東ちづる。ぜひ、もう1度マドンナを務めてほしいものだ。