もっとも、上戸の「女優復帰」には、背に腹はかえられない事情もあった。
コロナ禍で夫のHIROが会長を務める「LDH」は、今年予定していたエンタテインメントの祭典「LDH PERFECT YEAR 2020」関連の全168公演全てが中止になったのだ。
「コロナ禍でどこの芸能プロも仕事が激減し、持続化給付金をもらい、超低利の融資を受けているのが実情です。オスカーの場合、表参道にあるオフィスの家賃は1200万円ともいわれている。稼ぎ頭・上戸の本格復帰で、固定費の支払いなどは助かるでしょうし、彼女自身も夫の分まで稼がないといけませんから」(芸能プロ関係者)
今やオスカーの売れっ子といえば上戸を筆頭に、17年に「EXILE」のTAKAHIROとデキちゃった婚した武井咲(26)、「ZOZO」の創業者、前澤友作氏との復縁が報じられた剛力彩芽(27)の3人だが、米倉涼子に代わる屋台骨は、やはり上戸が担うことになりそう。
そんな一面がうかがい知れる出来事が、コロナ禍の最中にあった。
「大量の使い捨てマスクを事務所に送ったそうです。そのマスクは夫のHIROがライブでファンなどに配ろうと考えていた品物。それが公演中止で残ってしまったわけです。しかも『コロナで大変ですが頑張ってください』という上戸の直筆が添えられていて、関係者は大喜びだったそうです」(芸能プロ関係者)
今や仕事に子育てに充実している上戸だが、出産後しばらくして「離婚危機」があちらこちらで騒がれたことがある。だが、どれも根も葉もない話で、すぐに立ち消えになった。芸能レポーターの石川敏男氏もこう言う。
「彼女が4カ月ぐらい自宅にいない時期があって、離婚するんじゃないかと騒がれたこともありました。しかし実際は長女を実家に連れて行き、子育てをしていただけ。今回、女優復帰も果たし、『半沢直樹』も好調だから、今は公私ともに充実していると思いますよ」
気になるのは「半沢直樹」終了以降も女優業に専念するのかどうか。峯田氏はこう言って背中を押す。
「『ドクターX』と同じくらいのスパンで続編ができればいいけど、堺しだいですからね。上戸の新境地と言われたのは斎藤工との不倫を描いた『昼顔』(フジテレビ系)です。話題性や次の一手という意味では、もう一度不倫ものにチャレンジしてもいいのではないか。上戸自身も『いい意味で皆さんの期待を裏切っていきたい』と語ったこともありますから」
「半沢直樹」のヒットで大女優への階段を上り始めた上戸。今後も若妻フェロモンを大量に振りまいてもらいたいものだ。