2020年の日本シリーズを巨人相手に「4戦全勝」で制し、V4に輝いた福岡ソフトバンクホークスの工藤公康監督。2015年から監督を務め、5度の日本一と言う偉業を成し遂げているが、選手としても西武ライオンズ、巨人などセ・パ4球団を渡り歩き、最優秀防御率4度、最多奪三振2度、最多勝率4度と、プロ通算29年で224勝を挙げ名球会入りも果たした大投手である。
そんな工藤監督の現役時代の知られざる驚きの姿について、こちらもセ・パ両リーグを渡り歩き、巨人でユニフォームを脱いだ元プロ野球選手の左腕・前田幸長氏が明かす番組があった。
元フジテレビアナウンサーのフリーアナ・田中大貴のYouTubeチャンネル〈田中大貴のアスリートチャンネル【アスチャン!】〉、12月22日投稿回だが、前田氏は工藤監督について、野球について、体についての愛情がスゴイという意味の表しかたをした。
「自分に必要なサプリメントは細かくやられてましたね」と語る前田氏は、さらに、工藤監督は、現役時代には、試合前には、様々なサプリが入ったケースを開け、サプリの中の液体をみずから調合して飲んでいたと、知られざる“ルーティン”を明かした。
また、ウォーミングアップのキャッチボールの際には、球の回転や体の動かし方といった調子の良し悪しを指摘されたこともあったそうで、「聞いてないのに、見てくれてる」とも評した前田氏。
どうやら工藤監督には、選手の頃から監督としての素養があったに違いないと気づかされる興味深い回となった。
(ユーチューブライター・所ひで)