1992年、シーズン途中の5月11日に、西武ラインズから巨人に移籍した、元プロ野球選手の大久保博元氏。巨人ではいきなり正捕手として起用された。オールスターまでにホームラン12本を量産の活躍ぶりで、大久保氏がホームランを打った試合は必ず勝利していたため、当時は「大久保が打てば負けない」というジンクスが生まれたほどだった。
その大久保氏が自身のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」に、巨人では斎藤雅樹氏、桑田真澄氏と並んで「3本柱」と称され活躍した槙原寛己氏が出演。懐かしく昔を振り返ったところ、大久保氏を毛嫌いしていたピッチャーの名前が明かされたのだった。
1月10日に〈槙原さんが禁断の質問「デーブ、桑田に嫌われてたの?」〉とタイトルをつけた投稿回がそれで、トークの最中、「真澄と組んでないの?」と突然桑田氏の名前を出した槙原氏に、「嫌われたっす、途中で」と返す大久保氏。
なぜか桑田氏が登板する試合にはスタメンを外されていたそうで、当時コーチだった中畑清氏に訊ねたところ、桑田の希望だったことが判明したという。
「最初受けたときは、的が大きくて投げやすいってコメント聞いてたんで安心してたら、慢心に変わってたのかもしんないです…」と笑いを交えて口にした大久保氏だが、桑田氏には牽制のサインにも頷いてもらえなかったと振り返っていた。
冷静に確固たる投手理論を持つ桑田氏に対して、大久保氏はそれいけドンドンの熱血タイプ。グラウンドではウマが合わなかったかもしれないが、ともに野球に愛情を注いでいることには違いない。ぜひこのチャンネルに招いて、トークで舌戦を繰り広げてもらいたいところだが…。(ユーチューブライター・所ひで)