スポーツ

日本名輪会・山口健治の「江戸“鷹の目”診断」/勝率と連対率から松浦より平原に◎

【「四日市記念」ヤマケンが注目する「決勝戦進出」有力候補12人】

◎平原康多/○松浦悠士/▲浅井康太/△守澤太志/和田健太郎/諸橋愛/柴咲淳/深谷知広/原田研太朗/小松崎大地/渡邉雄太/皿屋豊

                 ※

 穴党ファンを喜ばせるのは、若手選手の果敢な逃走劇が決まった時である。

 ナイターで行われる「四日市記念」(4月3日【土】~6日【火】)は細切れ戦もありそうなシリーズ。人気を背負った選手が1着でも2、3着は筋違いという、波乱決着も押さえておきたい。

 オールマイティーのツートップ、平原康多と松浦悠士が本命、対抗。平原を上位に取ったのは、勝率と2連対率で松浦を上回り、諸橋愛との関東ラインが松浦─原田研太朗よりも強力だからだ。ただし、松浦の仕掛けしだいで逆転もある。

 ここをそれぞれ3度制している浅井康太─柴崎淳を皿屋豊が先導する地元トリオでは、浅井の番手まくりを警戒。あとは小松崎大地が勝ち上がれば、守澤太志の台頭も軽視はできない。

 ナショナルチームでの活動を優先する深谷知広は、今年の2場所、豊橋記念【3】【2】【2】【9】と川崎全日本選抜【3】【9】【1】【9】で決勝戦に進出している。南関ラインで和田健太郎がガードするのは心強く、スピードはいまだ一級品。印は回らなかったが、あっと言わせるシーンがあってもおかしくない。

 一昨年の優勝が10年ぶりの地元記念だった柴崎が調子を上げてきた。2月小倉で完全優勝し、全日本選抜は準決勝進出。さらに大垣記念を【8】【1】【2】【7】と好走したのはここを目標にしてきたからで、2、3着はある。

 伏兵の1人目は、来期7月に1班に返り咲く鈴木庸之(新潟・92期)。立川記念【1】【1】【3】【9】、大宮記念【1】【1】【2】【3】のあと、取手【1】【1】【1】と相変わらず乗れている。準決勝をクリアするようなら、関東ラインの先頭を走るのではないか。

 福永大智(大阪・113期)は、来期初めて1班になる。S級入りしてわずか1年の昇班はたたえられてよく、2月の向日町(【1】【1】【1】)で初優勝も飾っている。今年3場所目の記念で狙うは予選突破だ。

 12月に特昇してから大穴メーカーになっている鈴木陸来(静岡・117期)。S級での1着3回のうち2回が3連単で2万と3万車券。2着も3回あり、6万や10万オーバーもあった。全て7車立てだけに超高額配当だ。初の記念9車立てで、これまでのように突っ張り切れるかがカギだ。

                 ※

山口健治(やまぐち・けんじ):1957年1月、東京都荒川区生まれ。競輪学校38回生卒業チャンピオンとしてデビュー。主なタイトルは日本選手権、競輪祭(2度)。09年1月引退。現在「スポーツ報知」評論家。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
大谷翔平「MVP受賞映像」で「真美子夫人の妊娠説」が噴出したワケ
2
大谷翔平「3度目のメジャーMVP」でもかなわない「凱旋帰国」の高すぎるハードルと「出禁」問題
3
なんだこりゃ!岡田将生の電撃結婚を「完全スルー」した「めざましテレビ」の担当は元カノ鈴木唯アナ
4
東京ドームで観客半分の「プレミア12」にサッカーファンが「シラケる」挑発バトル
5
「踊る大捜査線」映画後編の「終わり方」は最悪だった!そして柳葉敏郎は織田裕二登場の「つなぎ役」