今田美桜は2冊の写真集を上梓している。ファースト写真集「生命力」(18年、集英社)と、2冊目にして最後の水着写真集「ラストショット」(20年、講談社)だ。
「どちらも重版が続くロングセラーで『購入者の4割が女性』と報じられたように、女性ファンが多いんです。『週刊プレイボーイ』に初登場した17年5月頃、インスタのフォロワー数は1000人ほどでしたが、19年末には100万人、現在は320万人を突破しています」(スポーツ紙記者)
公式プロフィールによれば、身長157センチで、上からB86・W58・H83と抜群のプロポーションを誇る。
「手足がスッと長くて健康的なバランス美。小顔でシャープなあごのラインは美人の条件ですが、それに加えて彼女の一番のチャームポイントは、クリクリッとした黒目がちな瞳です。まるでリスや子猫など小動物のようで、見つめられると男女を問わず『かわいい~』と抱きしめたくなる」(アイドル評論家・小谷哲氏)
写真集「ラストショット」には、そうした愛くるしいショットと想像以上の美ボディが満載だ。紐パンのセパレート水着姿で水辺を走る後ろ姿では美ヒップが揺れ、背伸びをすれば、かわいい縦ヘソ。浜辺でのよつんばいポーズは、どこか小悪魔的な妖艶さを漂わせる。これで水着姿も見納めなだけに、ロングセラーもうなずけよう。
「女性人気が高いという点で言えば、20年のCM女王に輝いたことも納得です。タレントCM起用社数(日本モニター)を見ると、19年は9社でベスト10からも漏れていましたが、昨年は一気に14社まで伸ばして広瀬すずと並んで堂々のトップ。スキャンダルがないため、クライアントも大手の人気企業がズラッとそろい、中でも注目は、みずほ銀行の『ジャンボ宝くじ』への出演。長男役の妻夫木聡を中心にした演出で、彼女は次女のミオ役。宝くじ離れが続く今、明らかに若い女性層の購買力アップを狙った起用でした」(前出・スポーツ紙記者)
まさに旬、と言えるほどの快進撃ぶりだが、一方で、女優としてはCM女王の座が足かせになるとの心配も。
「スキャンダルはご法度だし、役柄にも制限がつきもの。彼女は『あこがれの女優は満島ひかり』と公言し『闇を抱えた役柄』に挑戦したいとも話している。日本を代表する演技派女優を目指すのであれば、私生活でもハジけてほしいね」(映画プロデューサー)
だが、それは簡単なことではない。
「今田は16歳の時に福岡でスカウトされてモデル事務所に入り、3年後に現在の所属先の社長の勧めもあって上京。二人三脚で女優を目指しながら大手芸能プロのバックアップもあってCM女王に上り詰めた。それだけに、満島のようなエキセントリックなヒロインを演じ切れる本格派女優を目指すには、もう少し時間がかかるかもしれない。以前『大人の階段を上れるよう頑張りたい』と話していたので、情婦役やホステス役など、妖艶な演技を早く見てみたいけどね」(前出・映画プロデューサー)
デリバリー嬢の脇役から、いざ主役へ。「令和のブレイク女優」の夢は、まだ始まったばかりだ。