年が明けると、徐々にソチ五輪へと機運が高まってきた。熟女界の“パワーバランス”もソチ五輪が鍵を握るのでは、と予想するのは、美熟女を愛してやまないライター・張本茂雄氏だ。
「“ソチ五輪特需”の波に乗るのは荒川静香(33)でしょう。偶然、バラエティ番組で同じフィギュアのメダリスト・伊藤みどりと街を歩く姿を見たのですが、オーラの違いが際立っていました。荒川はファッションセンスとスタイルがモデル級になってきている。シャンプーのCMに出てからというもの、完全に自分の“美”に開眼しましたね。今年あたりは、女優オファーも殺到する気配です」
三杉氏も、やはり冬季五輪の金メダリストを推す。98年長野五輪で女子モーグルを制した、里谷多英(37)である。里谷といえば、いろいろあったが‥‥。
「五輪を前に、フジテレビで競技の解説をしている姿を見たのですが、長めの黒髪をかき上げるしぐさや鋭い目つき、そして媚びずにハキハキとしたしゃべりが全て女王様然としていました。少しスマートになったようで、妖艶さも増した。里谷のニコリともしないクールな印象は、M気質の男性を引き付けるのに十分ですね」(前出・三杉氏)
人気が過熱しすぎて、新たな問題が発生しないことを祈るばかりである。
ところで、先の2人はくしくも現役を終えた元アスリートだが、前出・張本氏は熟女に関してこんな持論を展開する。
「女優さんには『いつまでも自分は現役』という意識があると思う。例えばW浅野やかたせ梨乃など、そういった女優さんは年を重ねてもロングヘアのままですが、正直‥‥。女性が年齢とともにショートに移行していく状況を『熟女マーカー』と呼んでいるのですが、まさに最近、田丸麻紀(35)がばっさりショートにしたんです。彼女も一昨年に結婚して、キャピキャピだけではダメという覚悟がそこに見て取れますね」
確かに、熟女は結婚していても支持される。昨年も再ブレイクの兆しがあった2児の母・井川遥(37)はまさにその典型だろう。
「“ザ・人妻”感にあふれていますね。かつて“癒やし系”で一世を風靡し、そのまんま熟したんです。満たされた表情から、いい暮らしぶりが伝わってきて、CM出演が増えているのもわかります。ますますその傾向は続くでしょう」(佐々木氏)
熟女の陣地争いは、どことなく余裕が漂うのである。