スポーツ

掛布雅之が目の当たりにした長嶋茂雄“現役最後の甲子園”鳥肌モノ光景

 阪神タイガース一筋15年、「ミスタータイガース」の呼び声高い、元プロ野球選手の掛布雅之氏は、「ミスター」こと長嶋茂雄氏と親交があり、自身の結婚披露宴に長嶋氏を招きスピーチをお願いした仲でもあるとう。

 それを掛布氏が明かしたのは、元巨人・江川卓氏のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」の、2月20日投稿動画でのこと。

 掛布氏は1973年にドラフト6位で阪神に入団。ルーキーイヤーの74年は長嶋氏にとって現役最終年であり、1年間だけ敵チームとして戦っている。

「長嶋さん最後の甲子園での阪神─巨人3連戦の3戦目、長嶋さん4打数3安打したの」と、当時を振り返った掛布氏。その最後のヒットで代走が出され、長嶋氏が1塁側の阪神ベンチの前を通り自陣ベンチに戻ろうとしたところ、なんと阪神ファンから「長嶋ありがとう!」とスタンディングオベーションが起きたという。

「オレ、鳥肌が立ったね。阪神ファンが熱くなったんだよ!?」と、今まさに肌が粟立ってきたかのような仕草で身をすくめた掛布氏。

 自身の結婚披露宴のスピーチで長嶋氏は、「あなたにはホームランを数多く打たれました。悔しい思いもしました。ただ千葉の後輩なんだと。誰にも負けない大きな拍手をキミのホームランに送っている一人だ」と、感動モノのエールを送ってくれたのだそうで、「これはもう涙でてきたよ」と、またも臨場感たっぷりに回顧して見せた掛布氏だった。

 スター同士の貴重なエピソードである。

(ユーチューブライター・所ひで)

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