去る4月17日、午後2時台にプロ野球中継が3つの地上波で放送された。TBS系の「DeNA×ヤクルト」、テレビ朝日系の「阪神×巨人」、テレビ東京系の「ロッテ×日本ハム」である。
視聴率は「ロッテ×日本ハム」が5.9%で、伝統の一戦「阪神×巨人」の4.2%、「DeNA×ヤクルト」の1.4%を上回り、佐々木朗希(ロッテ)の連続完全試合達成に期待を寄せる視聴者の関心が伺える結果となった。
その「DeNA×ヤクルト」でテレビ解説を務めた元巨人・槙原寛己氏が、自身のYouTubeチャンネル「ミスターパーフェクト槙原」の4月18日付け投稿回で、佐々木の快投を絶賛し、白旗を上げた。
「視聴率、凄かったですね、テレビ東京がね。TBS、負けました…。残念ながら悔しいけど、一度チャンネル合わせたら、替えられないよね。(完全試合が)継続中だから…」
しかしながら、そんな「完全男」の佐々木を、視聴率で制した番組がある。8.6%を稼ぎ出した、14時から放送のドキュメンタリー番組「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ系)である。
タイトルは「花子と大助~余命宣告とセンターマイク 夫婦の1400日~」。2018年に余命6カ月の可能性も指摘された夫婦漫才コンビ「宮川大助・花子」の花子のガン闘病生活とリハビリを振り返るとともに、花子を支える大助の波乱万丈闘病記といった内容だ。
ネット上では花子の「ガン寛解」をわがことのように喜び、「センターマイクに立つおふたりを生で見たら泣くんじゃないか」といったコメントの他、「愛の力って凄いな…と!」「愛情が奇跡を起こしたんですよね」といった、夫婦愛を絶賛するものも見受けられた。
1990年にリリースされ、シンガーソングライター・KANの代名詞ともなったスマッシュヒット曲がごとく、いつの時代も「愛は勝つ」…のだろうか。
(所ひで/ユーチューブライター)