競馬ファンであれば、是が非でも当てたい日本ダービー。今年は追い切りや枠順などの予想ファクターに加え、関係者が最も気にしているのが「粗品の呪い」だ。
お笑いコンビ「霜降り明星」粗品(29)のGI予想に注目が集まっている。
スポーツ紙記者が話す。
「粗品(の友達こと『生涯収支マイナス1億円君』)が予想した今年のJRAGIは、フェブラリーSからヴィクトリアMまで8戦全敗ですが、ただのハズレ方じゃない。本命馬が1頭も掲示板に載らないばかりか、アクシデントは起きるし、ガチガチの1番人気馬が2頭も飛び、『粗品の呪い』として、競馬関係者の間で話題になっています」
例えば高松宮記念のダイアトニック(6番人気14着)が返し馬で暴れて岩田康騎手が落馬寸前になり、大阪杯では昨年の年度代表馬で単勝1.5倍のエフフォーリアが9着に惨敗した。
「皐月賞のデシエルト(7番人気16着)とヴィクトリアMのレイパパレ(1番人気12着)は、スタート直後につまずいた。アンカツこと安藤勝己元騎手も『(レイパパレは)ちょっと考えられない負け方』とした上で『(粗品が)買わないことを祈っとったけど‥‥』と敗因をツイート。粗品はすぐに『ボケェイ』と“お約束”の返信をしていましたが、アンカツさんは春の天皇賞でも『マカオンドール(6番人気11着)は、あの方に目をつけられたからな』とつぶやいていました」(前出・スポーツ紙記者)
粗品の破天荒なギャンブラーぶりは有名な話で、
「最近も自身のYouTubeチャンネルで『貯金があったことはなくて、借金がなかったことがない』と公言。さらに“吉本ファイナンス”から、借金をしていることも明かしています。まあ、競馬以外でも競輪やボートで大金を賭け、時にはスタッフに好きな数字を言わせて、1レースに数十万円を賭けたりしていますから。実際、1億円の借金があっても驚きませんね(笑)」(前出・スポーツ紙記者)
ただ、競馬に関しては、運や勘で本命馬を決めているわけではない。
「昔から参考にしている競馬専門紙『競馬エイト』で、今春からコラム『粗品のタコ負けしようや』を執筆しているのですが、『予想家予想』(同紙の予想家の誰が的中するかを予想)は連載開始以来4連勝と好調でした。ただの予想下手ではないですよ」(前出・スポーツ紙記者)
とはいえ、同コラムで自らを「死神」や「地獄からの使者」と表現しているように、関係者は「粗品の呪い」に戦々恐々としている。
「今やベテラン記者でさえ『粗品の本命馬わかった?』と、かなり気にしていますよ(笑)」(前出・スポーツ紙記者)
人気馬が次々失速することから“逆神”としても崇められている粗品。今週のダービーは、いかに──。