「私はAKBとアイドルが大好きなので、30歳までAKBを卒業しません」
柏木由紀がこう宣言したのは、19年11月に放送された音楽特番「ベストヒット歌謡祭2019」(日本テレビ系)の番組中だった。
いや、昨年7月には30歳になったはず。その後も卒業する気配が全く感じられないのだ。
この件について5月21日、柏木本人が口を開いた。
ラジオ番組「劇団サンバカーニバル」(FM FUJI)に出演すると、パーソナリティーの劇団ひとりから早速、質問が出たのだ。
「みんないろいろ卒業されてる中、柏木さんはなんで残ってんの?」
「私はやっぱアイドルがすごく好きで、今がいちばん楽しいと思って生きてるから、なかなか卒業する理由が見つからないというか。できるだけグループにいるのが楽しい」
さらに柏木は、秋元康氏から「本当に、何歳までいてもいい。結婚しても、柏木がいいならずっといたらいいよ」と、卒業を急かされるどころか「生涯在籍」を勧められていることも明かしたのだった。
アイドル誌ライターが補足する。
「AKBのメディア露出が減っている今、柏木しか現役メンバーを知らないという人も多いのです。秋元氏としても、柏木を排除してグループの若返りを図るよりも、在籍してくれている方がメリットだと感じているのでしょう。柏木はYouTubeチャンネルですっぴんを公開したりと、話題作りが上手い。ベテランということもあって、握手会で失礼な言動をするファンに対して注意できたりと、後輩が言えないようなことも代弁できます。そういった面でも、助けられている後輩は多い」
熱心にAKBを応援しているファンも生涯残留に好意的で「柏木由紀はアイドル業が天職」「それこそ、ゆきりんが抜けたらAKBはいよいよ危ないと思う」などと、まだまだいてほしいようなのである。
先のアイドル誌ライターは、デメリットについて、
「強いて挙げるとすれば、週刊誌から合コン報道が出たり、元NEWSの手越祐也や綾野剛との親密な関係が噂されたりと、プライベートがなかなか派手ということ。後輩たちの気の緩みにも繋がりますからね。とはいえ、恋愛禁止が暗黙の了解となっているAKBに30歳を過ぎても在籍し続けることを柏木が本気で望むのであれば、悪い手本にならないようにと、これまで以上にプライベートに気をつけることでしょう」
果たして本当に生涯AKBを貫くのか、見ものだ。
(本多ヒロシ)