人気デュオ「KinKi Kids」がデビュー25周年を記念して、たった25円で企業CMに出演する「#キンキ25円でCM出演」キャンペーンの当選企業16社が5月20日、ジャニーズ事務所の公式ユーチューブチャンネルで発表された。
元日から参加企業を募集したところ、1094件の応募が。「16」という数字は、KinKi Kidsの2人の名前「剛」「光一」を当て字にした数字「24451(ツヨシコウイチ)」を足した数となっている。
当選したのは、企業ごとにオリジナルのCM内容を制作できるという【Aコース】では、小林製薬の「アンメルツ」、衣料品チェーンの「しまむら」、蓬莱(ほうらい)の大阪名物「551の豚まん」など8社。指定のフォーマットCMの中でシンプルに商品の紹介をする【Bコース】には、辛子明太子が有名な福岡・ふくやの「味の明太粉(めんたいこな)」、剛の地元・奈良の温泉施設「奈良健康ランド」など8社が決定した。
「出演料25円と実質タダみたいなものとはいえ、選ばれた企業を見てみると、それなりに有名な企業が多い。出演料がいくら安くても、制作費、放映料金を含めると数千万円はかかりますので、ある程度大きな企業になるのは仕方のないところです」(芸能ライター)
また今回のケースが好評だと、今後、有名タレントの地方CM出演が増える可能性もありそうだという。
「まず、大物タレントがローカルCMに格安で出ることで好感度が上がる。加えて所属事務所にとってみれば、各企業に制作費、放映料を出してもらって、今回のKinKi Kids のように、周年記念などをPRできますからね。参加企業は話題性の高い企画に参加できて宣伝効果が高い。誰もが得をするウィンウィンなやり方なので、今後流行ってもおかしくないでしょう」(広告代理店関係者)
CMはデビュー記念日の7月21日から順次放送されるというから、楽しみだ。
(鈴木十朗)