先月末に32年の歴史に幕を閉じた「笑っていいとも!」。世間では“タモロス”に陥る人たちが続出しているが、タモリ(68)本人は“いいともロス”後、どんな生活を送っているのか?
月曜日から金曜日までの帯番組が終了したとあって、さぞかし「ブラタモリ」な日常を送っているかと思いきや、のんびり羽を伸ばしている様子は見受けられない。四谷にある行きつけのラーメン店「支那そば屋こうや」の店員も首をかしげる。
「以前は月2回ほどのペースでスタッフの人たちと来店され、タンメンを注文されることが多かったのですが、番組終了後はいらっしゃっていません」
他にも、タモリが常連で知られる自宅近くの高級焼き肉店にも現れた形跡は一切なかった。「いいとも」終了後の生活ぶりは、意外と地味なようなのだ。だが、取材を進めていくと、思わぬ場所で、たびたび隠居姿が目撃されているという。
「平日の午前中に、高級スーパーにぶらりと立ち寄り、真鯛やハマグリ、野菜など、数万円分にも上る大量の生鮮食品を買い込んでいました。髪をオールバックにセットせず、カジュアルな服装だったので、タモリさんだと気がつく人はほとんどいませんでしたね」(高級スーパーに居合わせた女性客)
タモリといえば、かつて「今夜は最高!」などでも、料理を披露したことがあるほどの腕前。最近でも旧知の芸能人を自宅に呼んでは手料理をふるまっているという。
芸能記者が語る。
「4月2日の午前中にネプチューンの名倉潤と渡辺満里奈夫妻がタモリ邸を訪問。タモリさんは『いいとも』の打ち上げで朝帰りしたばかりだったのですが、名倉夫妻を迎え入れて昼酒を共にしたそうです。その後もタモリを『芸能界の父』と慕うSMAPの草なぎ剛と香取慎吾が自宅を訪れる姿が目撃されています」
さらに、夏にはビッグイベントも控えている。
「タモリさんは、2009年より『タモリカップ』というヨットレースを開催していて、今年は時間がある分、かなり張り切っています。昨年の横浜大会のバーベキューでは2000人が集結しましたが、タモリさんは主催者でありながら、毎年そこでオリジナルのバーベキューソースをみずから作るんです。その味は、子供から年配の人まで口に合う、少し甘めのあっさり風味。今年は新作ソースをふるまう予定です。昨年は横浜と福岡で開催され、準備期間は約2カ月と短かったのですが、『今後はタモリカップの輪を日本全国に広げていきたい』と意欲を見せているほか、昨年の前夜祭ではサルサバンドのライブに飛び入り参加してパーカッションを叩いていました」(「タモリカップ」関係者)
健康管理にも余念がない。「いいとも」放送時から続けている自宅周辺の早朝散歩は継続中。
「ジャージ姿でキャップを深くかぶり、散歩する姿を何度か見かけました。すれ違いざまに会釈をすると、頭をコクリと下げてくれました」(近隣住民)
「いいとも」勤続32年間で稼いだギャラは100億円とも言われるタモリだが、“いいともロス”後の生活ぶりは、何とも質素なのだ。その真相を確かめるべく、夫人の春子さんを直撃すると──。
「おかげさまでとっても元気ですよ。昼酒も楽しんでいます。料理も毎日のように作ってくれます。どんな料理を? 和食のお総菜なんかをあれこれと‥‥」
お昼休みは「自宅でウキウキ」しているようである。