デビュー40周年のメモリアルイヤーに、中森明菜が5年間の沈黙を破り、SNSで「電撃復帰」を表明。早くも紅白出場情報が飛び交う中、アイドル全盛の80年代に火花を散らした松田聖子と小泉今日子の周辺も騒がしくなってきた。熟してなお輝きを放つ、BIG3の「アラ還ライフ」秘話をお届けしよう。
〈長い間、ご心配をおかけしており申し訳ありません。ほんの少しですが、体調が良くなってきましたので、この度、お手紙を書かせていただこうと思いました〉
8月30日、ツイッターに開設されたアカウントのつぶやきに、ファンは歓喜の声を上げた。17年末のディナーショー以降、公の場から姿を消していた中森明菜(57)が、突如、再始動と新事務所「HZ VILLAGE」の設立を報告したのだ。
16歳の時にシングル「スローモーション」でデビュー。2枚目の「少女A」で早くもヒットを飛ばし、歌姫の道を歩んだ明菜にとって、今年はデビュー40周年を飾る記念すべき年でもある。
〈まだ万全な体調とは言えません〉としながらも、
〈ゆっくりになってしまうと思いますが、歩き出していきたいと思いますので、どうか見守っていただけると嬉しいです〉
こう前向きなメッセージをつづり、大きな一歩を踏み出した。それでも、波瀾万丈の人生を送ってきた明菜らしく、早くも不穏な空気が漂う。民放ワイドショーの芸能デスクが苦笑いしながらこう明かす。
「SNSどころか、スマホも持っていないようで、最初はツイッターのアカウントが本物かどうかもわからなかった。復帰宣言についても、所属のレコード会社は事前に知らされておらず、寝耳に水だったそうです」
再始動にあたり、これまで恋人と報じられ、公私ともに支えてきたマネージャーA氏との関係にも大きな変化が起きたようだ。芸能デスクが続ける。
「情報が錯綜しているのですが、すでに『訣別』したとも言われ、連絡してもつながりませんでした。『女性セブン』(9月22日号)でも、都心のオフィス街のビルに会社が設立され、代表取締役に明菜、監査役に敏腕弁護士が就任。A氏の名前はなかったと報じています」
どうやら、今後の音楽活動は新体制で展開していくことになりそうだが、「節目の年」とあって、ファンの期待は高まるばかりだ。
4月30日には、NHK BSプレミアムで、1989年に全シングル曲を披露したライブ映像「伝説のコンサート 中森明菜スペシャル・ライブ1989リマスター版」が放送されて大反響を呼び、7月9日には、地上波で異例の再放送が行われた。これに慌てたのが「民放の音楽番組を担当するテレビマンだった」と、スポーツ紙記者が言う。
「年末の特番で明菜特集を組むため、各社、出演オファーの争奪戦を繰り広げていますよ。しかし、一足早くNHKが密着しているという話も聞きました」
すでに、明菜の身辺が騒がしくなっていることは、間違いなさそうだ。