日本ハムが北海道北広島市に来年、新たに開業する球場「エスコンフィールド北海道」が、思わぬ形で注目されている。
11月7日の各球団幹部と日本野球機構が参加する実行員会で、公認野球規則に明記された規定を満たしていないと指摘されたものだった。 スポーツ紙デスクが言う。
「野球規則ではホームベースからバックネットのフェンスまで、約18メートル以上が必要とされていますが、エスコンフィールドは約15メートルと足りません。臨場感を優先させた結果とはいえ、来年はセ・パ両リーグの公式戦開幕に先駆けて、1日早く特例で公式戦を行うことが決まっている。工事は95%が終わっており、今さら拡張なんてしていたら、シーズン開幕に間に合わない緊急事態ですよ」
問題は、違反をわざわざ指摘したのがどの球団だったのか、ということ。一部報道では、解決策として球団幹部の退任と再来年の24年シーズンに向けた球場改修の具体案提示などを要求しているというが、
「あくまで噂として出ているのは、球界の盟主・読売巨人軍だと。自由奔放な新庄監督が気に入らないのか、はたまた今オフのFA補強がうまくいっていないことの腹いせなのか、などと勘繰られています。もし事実なら、完全に時代と逆行していますね」(前出・スポーツ紙デスク)
最後はどこを着地点とするのだろうか。