11月25日の発表が待たれる、プロ野球の新人王タイトル。セ・リーグで本命視されるのは、巨人の大勢だろう。57試合に登板して1勝3敗37セーブ8ホールド、防御率は2.05という堂々たる成績を残した。
角盈男が78年に5勝7セーブを挙げ、当時の球団新人最多セーブを記録したが、大勢は44年ぶりに、大幅更新。37セーブはDeNA・山崎康晃(15年)、広島・栗林良吏(21年)に次いで3人目となる新人最多タイ記録であり、山崎、栗林はいずれも新人王を獲得している。
野球解説者の江川卓氏も、11月16日に更新した自身のYouTubeチャンネル〈江川卓のたかされ【江川卓 公式チャンネル】〉で、太鼓判を押した。
「強烈な印象を残したのが、大勢投手じゃないかと思います。やっぱりなかなか新人でクローザーに抜擢されるってないんですけど、前半はほとんど打たれることがなくて、チームの支えになり、抑えをやった。彼がいちばん(新人王に)選ばれる可能性が高いかなって感じますね」
動画スタッフから来年3月開催の「ワールドベースボールクラシック(WBC)」の選手候補にも挙がることを指摘された江川氏は、
「こういういい舞台なので、経験も大きい。このWBCで抑えか何かをもしやれたら、それはそれで大きな経験になると思いますので」
大勢が新人王に輝けば、巨人の投手では沢村拓一(11年)以来となり、現監督の原辰徳(81年)、槙原寛己(83年)、ルーキーイヤーに20勝した上原浩治(99年)らと肩を並べることになる。
(所ひで/ユーチューブライター)