不況によるパパ活女子の大量参入により、下落が止まらないパパ活市場。今やSNSやパパ活アプリの相場は食事5000~1万円、オトナ(肉体関係アリ)でも2~3万円ほどとなっている。
その様子を見て「今の若い子は安い金額でカラダを売りすぎ」と指摘するのは30代の元パパ活女子だ。パパ活という言葉ができる2017年以前にパパ活をしていたという彼女に当時と今のパパ活の違いについて聞いた。
「今の交際クラブは男性の特別な趣味嗜好に合わせて、入会女性のレベルがどんどん下がってきていると聞いたのですが、昔はありえなかったです。昔の交際クラブは、グラドル、CA、モデルの卵などが主で、一般的なOLでも美人でスタイルがいいコしか入会できなかった。相場も食事だけで3~5万円、オトナなら8~10万円と、今とは全然違います。グラドルの女のコだと、1回15万~20万円はもらっていたそうです」
男性会員は医者や弁護士、会社社長など、社会的地位のある人ばかりだったと、女性は語る。
そんな彼女に当時のパパ活の思い出を聞いてみた。
「私は普通のOLだったので相場はそこまで高くなかったですが、それでも月5人ほどパパを紹介してもらい、30~60万円は平均して稼いでいました。中にはパパ活1本で稼いでいたコもいますが、やっぱり本職がないとパパ受けが良くないのでOLは続けてましたね。パパ活を始めた目的は海外留学のためです。1年ほどで目標金額に達成し、交際クラブを退会した後にヨーロッパに留学しました」
パパ活は本来、夢や目標がある女のコをパパがサポートするものだった、と女性は語る。今のようにその日暮らしのためにやるなんてあり得ず、ましてや「パパ活詐欺」などもってのほかだという。
その是非はいったん置いておくとして、パパ活はこの10年余りで、すっかりその「趣旨」が変わってしまったのである。