巨人の大久保博元打撃チーフコーチが相撲界と交流があるのは、その体型ゆえというわけではない。Bクラスに沈んだ巨人を変えようと奮闘する新任コーチは12月18日、自身のYouTubeチャンネル〈デーブ大久保チャンネル〉を更新すると、歴代1位の優勝45回を誇る大横綱を引き合いに出して、次のように語った。
「白鵬も横綱になった場所の一発目の土俵の時、受け身になった。横綱相撲やる、みたいな。横綱はこういう相撲しなきゃってドンって受けちゃって、劣勢、劣勢の取り組みが続いたわけ。やっぱ、出ていかなきゃダメ!」
白鵬の横綱として初の場所は10日目に連勝がストップすると、13日目、14日目と連敗。横綱として初優勝の可能性が断たれた。大久保コーチは言う。
「カッコいいとかないじゃん、荒くれ者でいいわけじゃん。それがいつの間にか、優しさにみんなが毒されたと思うね」
「鬼になって勝ちにいく」ことが、白鵬が苦悩の末に導き出した「横綱相撲」だった。
気迫あるプレーを求める大久保コーチの気持ちは、はたして巨人ナインに響くのか。
(所ひで/ユーチューブライター)