新型コロナウイルス感染症が、5月8日からこれまでの2類から、季節性インフルエンザなどと同じ5類に変わるため、テレビでは似たような番組が垂れ流されている。だが、あまり取り上げられていない、コロナワクチンに関するニュースがある。
1月31日、新聞にこんな「お断り」が載った。
〈全国のワクチン接種状況の表は政府によるデータが30日午後9時時点で27日から更新されていないため、掲載を見合わせます〉(日経新聞)
ワクチン接種率のデータが更新されない? あれほど「打て」「打て」とけしかけていたのに、いったい何があったのかと思っていたら、2月1日には更新された。
医療ジャーナリストの、驚きの証言を聞こう。
「そもそもデータが正しいのか、実はわかっていなかったのです。1月27日以前には『オミクロン株対応の接種者は3、4回目接種と重複して計上されている場合がある』という断りを掲載していました。このため3回目は68%などと接種率が出ているのに、4回目は空白になっていて、オミクロン対応の欄には41%という数字が出ていた。で、5683万人と書かれていて、どう計上しているのか、ワケがわからない。重複計上の結果なのでしょうが、結局、正確な数字はわからないまま。政府が政府なら、こういう重要な指摘をしないでワクチン接種を推奨するメディアもメディアですよ」
なんともインチキな話ではないか。
1回目接種81.4%、2回目接種80.4%はずっと動かず、3回目が何日かごとに0.1%アップし、直近で68.1%という状態が続いている。2回で接種をやめた人はオミクロン対応の可能性は低い。3回、4回の中にオミクロン対応がどれだけいるのか。オミクロン対応は1日20万人ほどで、それ自体、接種があまり進んでいないことが明らかなのである。
「政府もメディアもワクチンの副反応、ワクチン被害については、今も口をつぐんでいます。ワクチンの薬害が問題になる前にフェードアウト、ワクチン接種には距離を置こうとしているのかもしれません」(前出・医療ジャーナリスト)
ワクチンは在庫の山で、数億本も余っている。打ってもらわないと、兆単位の損失になるのだ。口が裂けても薬害に触れることができず、おそらく毎日、数百億円をドブに捨てていることになる。「コロナは怖い」と煽りに煽った結果、八方塞がりになってしまった日本。誰がこの後始末をし、責任を取るのか。