東京ドームシティのプリズムホールで2月14日まで開催されている「世界らん展2023」で、常に人だかりができている一角がある。華道家・假屋崎省吾の作品と、フラワーアーティストに転身した志穂美悦子の作品だ。イベント関係者が感嘆する。
「さすがは元アクション女優、志穂美さんの作品は観客が見守る中でチェーンソーを駆使し、大ぶりの竹や流木を大胆に配置するなど、ダイナミックな創作風景がここ数年、世界ラン展の目玉になっているんです」
それにしても何故、フラワーアーティストに転身したのか。ワイドショーデスクが言う。
「長渕剛と結婚後に芸能界を引退しましたが、転機となったのが11年の東日本大震災でした。3人の育児がひと段落し、フラワーアレンジメントを始めて1年後に東日本大震災が起きたんです。長渕の被災地ボランティアを手伝いに行った際に、現地の悲惨さに衝撃を受けた。その後も毎年、仮説住宅を訪れては被災者に花を贈ったり、自身のフラワーアレンジメント写真集の売り上げを全て、被災地に寄付してきました」
志穂美のSNSによれば、そんな被災地の支援活動を知った千葉県JA長生から、東日本大震災や熊本地震の「被災地にひまわりを植えるひまわりプロジェクト」のオファーがあり、大きなムーブメントになっていったという。
「志穂美は父親が大蔵省印刷局に勤務する、厳格な国家公務員家庭で育った。決して素行がいいとは言えない長渕と結婚する際には、周囲がとても心配しました。案の定、長渕は薬物逮捕されたり、国生さゆりとの関係も明るみに出ました。『無茶なことばかりする長渕の世話に専念したい』と言って引退した志穂美にとって、最も辛い時期だったでしょう」(前出・ワイドショーデスク)
JAやサプリメント会社のインタビューでは、その頃から花に魅せられていった、と語っているが、
「長渕を父親代わりと慕うモデル・冨永愛との親密ぶりが噂された際には、冨永が出演する舞台に花束を抱えて乗り込み、フラワーアレンジメントを披露した。ジャパンアクションクラブ時代の刀から花束に持ち換えて、女の戦いを生きているかのようです」(芸能関係者)
今やダイナミックに花を操るアクションスターなのである。