年間200人を取材してきたという芸能ジャーナリスト・中西正男氏が、特筆すべき存在だとして挙げたのは、宮沢りえだった。上沼恵美子のYouTubeチャンネル〈上沼恵美子ちゃんねる〉に出演した中西氏は、
「30分くらい喋ってたらね、ボクのこと好きやろな~って思ってくるんです」
その魔力に吸い込まれるというのだが、続けて、
「ボクが質問してる時の姿を、ずーっと僕の目を見ながら、聞いてるんですわ。その目がキラキラして、あなたの喋ってることを私は聞いてますよ、っていうのが目から出てるんです」
このエピソードに上沼は、
「耳で聞いてんじゃなくて、目で話を吸うてる?」
と驚くのだ。
そして宮沢は、大阪出身の中西氏の関西弁に同調してくるのだとか。中西氏がさらに言う。
「ちょっとずつね、大阪弁みたいなイントネーションになってくるんです。こっちの磁場に入ってきてるというかね。この人ひょっとしたらね、こっちに気があるんちゃうかと思ったら、気になって気になって、取材にならない。今でもあの30分はなんやったんやろなと…」
百戦錬磨の芸能ジャーナリストの心をワシづかみにした魔性ぶりは、その男性遍歴に如実に表れている。貴花田(元横綱・貴乃花)と婚約も、わずか2カ月後に解消が発表された件を皮切りに、元プロサッカー選手・中田英寿と浮名を流し、歌舞伎役者の中村勘三郎(当時は勘九郎)との不貞疑惑も報じられた。
09年に一般人男性と結婚し、16年離婚。18年には、元V6の森田剛と再婚している。男を寄せ付けて止まない、まさに「魔性の女」に相応しい女優といえそうである。
(所ひで/ユーチューブライター)