日本ハムGMで、東京五輪では日本代表監督も務めた稲葉篤紀氏の実家(愛媛県北名古屋市)が、空き巣被害に遭っていた。
事件が起きたのは3月11日。住宅に住む稲葉氏の父親が同日午前に外出し、夕方に帰宅したところ、室内が荒らされていた。指輪7点にネックレスや時計、現金360万円がなくなっていたという。スポーツライターによれば、
「盗まれたと思われる指輪の中には、稲葉氏が2009年、選手として出場したWBCで、日本が優勝した記念として贈られたチャンピンリングもあり、その値段は当時で100万円。銀座天賞堂が作成したもので、18金ホワイトゴールドにサファイヤやルビーが埋め込まれ、側面には名前と背番号が彫り込まれています。大金に加え、貴重な記念品を失ったショッキングな事件ですが、父親が不在中だったことは不幸中の幸いと言えるかもしれません」
稲葉氏は「いろんな事件をテレビで見ていたけど、もう他人ごとではない」とコメントしていたが、名古屋市内では昨年10月、20代女性が脅しに遭う強盗事件が発生。現金や貴金属など計3100万円相当が盗まれ、2月27日に指示役とされる男が逮捕されたばかりだった。社会部記者が語る。
「この男は昨年10月にも岡山県井原市の住宅から現金約800万円を盗んだ疑いで逮捕されており、名古屋の件は『闇バイト』によって応募したメンバーとも言われている。指示役が捕まったことで一段落したかと思われましたが、今回、稲葉氏の実家が狙われたことで、さらなる黒幕や別の広域強盗組織が存在する可能性が高まっています」
入念な下調べをされた揚げ句の被害だったのかもしれない。