3月31日に開催される「Breaking Down7.5」は、8試合全てが格闘技ファン垂涎の組み合わせと言える。
中でも熱いのは、第7試合の冨澤大智VSダンチメン・あつきの試合だと、格闘技ライターが興奮した口調で解説する。
「元K-1ファイターの冨澤は、昨年11月の『BD6』に初登場した。不利なMMA(総合格闘技)の試合でヒロヤに敗北するも、12月の『BD6.5』では本来のキックルールで人気選手としぞうを全く寄せつけず圧倒しました。フェザー級最強と言われるほど強烈な印象を残すのですが『BD7』では出場がなく、再登場を待望されていた選手です。美人と評判の奥さんとの間に第一子が誕生したばかりということもあり、気合いが入っていることでしょう」
対するダンチメン・あつきは、前回の「BD7」に初登場。空手歴19年で、2020年KWF国際大会での優勝のほか、20.21年JKJO全日本選手権を2連覇している、現役バリバリの空手家だ。
「『BD7』では強烈で多彩な蹴りとパワーで、ゲンキにKO勝ち。終盤には胴回し回転蹴りまで披露する華やかなファイトで、朝倉未来にベストバウトに選ばれました。本物の実力者です」(前出・格闘技ライター)
3月21日の対戦カード発表会見でも2人はバチバチの睨み合いを展開したが、はたしてどんな試合になるのか。
「グローブありのキックルールですから、冨澤に一日の長があるのでは。『BD7』でのダンチメン・あつきは相手(ゲンキ)との力の差がありすぎて、キックルールでの真の実力は未知数です。ゲンキのパンチを顔面にまともに受けるシーンがありましたが、顔面のガードがどれだけできるかがポイントでしょう。ただし、1分という試合時間を考えると、多彩な蹴りと前進するパワーで、冨澤の技術を押し切ってしまう可能性も考えられます」(前出・格闘技ライター)
ガチンコの打撃戦が見られることだけは間違いないだろう。やはり今後のBDを占う上でも、最重要カードなのである。