栗山英樹前監督が退任した、侍ジャパン。次に指揮を執るのは誰なのかに、野球ファンの関心は移った。工藤公康氏、イチロー氏、松井秀喜氏、古田敦也氏、高橋由伸氏といった名前が挙がる中、驚きの予測をしたのは、野球解説者の高木豊氏だ。いわく、
「相当なね、トンチンカンがやるような気がするよ。例えば今回のWBCの功績、感動とかさ、色んなことを含めて『よし、オレが次の監督やってやる』みたいなヤツは多分、トンチンカンだよ。鈍感力が優れてないとできないよ」
3月に行われた第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を3大会ぶりの優勝に導いた栗山氏の後釜だけに、後任にはとてつもないプレッシャーがかかるが、
「采配はね、WBCに関してはそんなにいらないよ」
と持論を展開する高木氏。ヘッドコーチが重要だとして、例えば松井氏が監督であれば「高橋由伸じゃない?」。そして古田氏であれば「真中満」として、
「真中、いいじゃん、明るいし。あいつ、ポジティブだから。古田が行き詰った時に、真中が『ハッハッハー』って笑っときゃ。そのくらいの度胸が据わってなきゃ、できないよ」
真中氏は2011年にヤクルトの2軍監督に就任。13年にイースタン・リーグ優勝に導くと、1軍監督就任1年目の15年に、01年以来14年ぶりのリーグ優勝へと牽引した実績を持つ。
その後「真中でいいじゃん、監督!」と評価を高めた高木氏は、大谷翔平らメジャー選手を口説き落とせるかといった点についても、
「真中の性格を知ったら『分かりました』っていうかも。みんなで一緒に楽しみたいタイプだもんね」
高木氏推奨の「真中監督」は、候補として浮上するか否か──。
(所ひで/ユーチューブライター)