阪神が雨天中止で幻となった企画「生ビールワンコインナイター」を8月23日、京セラドーム大阪での中日戦で行うと発表した。
これは通常なら1杯800円の生ビールを、税込500円で販売するというものだ。売り子のほか、ドーム内の売店でも同額で販売される。この企画をめぐっては、6月16日に阪神球団親会社の阪急阪神ホールディングスの定時株主総会でも「実施してもらえないか」と株主が要望を出していた。プロスポーツのマーケティング担当者が言う。
「コロナ禍から2年間は、ほとんどまともにアルコールを販売できませんでしたからね。球場、球団にとっても、アルコールが飛ぶように売れればウハウハなわけです」
どうウハウハなのかといえば、
「阪神のように800円で売れば、利益はおよそ600円。ほとんど丸儲けに近い感覚です」(球団関係者)
ただ問題は、会場が当初の甲子園球場から京セラドームに変更されたことだろう。
「ドーム球場は空調が効いているのであまり暑くなく、ビールの売れ行きが悪いこともある。当日はおそらく、空調は弱めになるでしょうね(笑)」(前出・球団関係者)
利益が少なくなる分、数を捌いてウハウハとなるか。