番組がスタートするやいなや、一般視聴者の投稿による「ほっこりする動物ネタ」が展開される。朝のワイドショー「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)で定番となっている冒頭場面である。
「冒頭で引きのある動画を流すのは鉄則ですが、それには子供ネタか動物ネタが有効です。なにせ爽やかな朝ですから、ほっこりするものがいいんです」(番組制作会社アシスタントプロデューサー)
例えば6月23日の「しゃべるインコ」では、朝から笑った視聴者が続出した。なにしろその内容が「下ネタとほっこりの間」だったのだ。
セキセイインコが寝ている犬の鼻をくちばしで突きながら「チュッ、チュッチュッ」としゃべっている。これは単純に可愛い映像なのだが、ウケるのはその後だ。「可愛いね。おしり好き?」としゃべりながら、また鼻にチュッ。スタジオのコメンテーターは、インコから出た意外すぎる言葉にあっけにとられ、しばらくは笑いも出ない様子。
いったいどこで覚えたのか、日頃から誰かが教えないとインコはそんな言葉をしゃべらないだろう、でも笑いたいけど笑えないと、長嶋一茂と玉川徹氏がコメントしていたが…。
誰もが様々に妄想を膨らませる中、スタジオの空気を一変させたのが、バイオリニスト・廣津留すみれのコメントだった。
「お子さんとか赤ちゃんとかいたら、そんな会話があるかもしれませんね」
上品な彼女に救われた感があるような…。