過去の不貞スキャンダルが、またも蒸し返されてしまった。
女優・唐田えりかが6月24日に、前日から公開されているオムニバス映画「無情の世界」(唐田はその中の『真夜中のキッス』で主演)の公開記念舞台挨拶に登壇した。自身が挑んだ悪女役について、唐田は笑顔で言った。
「私自身も、ヒドいなと思うところが結構ありましたね。でも、それが魅力的に映っていたらいいなと思って演じました」
唐田は映画公開前日に配信されたニュースサイトのインタビューでは、次のように語っていた。
「あの時間がなかったら、今の役、今の感情に繋がっていないので、本当にたくさんのことを学びましたし、知らなきゃいけなかった時間だったと思っています」
「あの時間」とは2020年1月に判明した、東出昌大とのスキャンダルを指す。東出と唐田は共に大きなバッシングを受けて芸能活動を休止。東出と杏は離婚した。唐田は休業中、所属事務所で事務作業をしながら社長に毎週レポートを提出するなどして、自分自身と向き合っていたことが報じられていた。
インタビューで唐田は事務所社長について、
「自分以上に自分と向き合ってくださったので、自分も絶対に頑張らなきゃいけない、これはお芝居で返すしかないと思って、今やっています。社長がいてくださらなかったら、今の私はいないと思っています」
唐田の所属事務所は、W不貞スキャンダルで世間を騒がせている広末涼子と同じ。社長とは、広末のために事務所を立ち上げた井上義久氏のことだ。広末は今回のW不貞報道への対応を巡って、井上社長への不信感を露わにしている。
「そんな社長への感謝の言葉は明かしても、唐田はスキャンダルで活動休止したことはあえて語らず、学びの時間といった部分を強調。杏に詫びる言葉もなかったことなどが、批判されている状態です」(週刊誌記者)
唐田は昨年11月、映画「の方へ、流れる」に主演すると、今年3月に「死体の人」でヒロインを務め、今後も主演作「朝がくるとむなしくなる」の公開を控える。女優活動が徐々に活発化しつつあるのだ。
とはいえ、まだまだスキャンダルへの批判は完全に収まっておらず、テレビドラマでの復帰の見通しは立っていないようだ。
当分の間は、映画出演で少しずつ評価を得ていくしかなさそうである。
(石見剣)