巨人の坂本勇人が右太腿裏の「II度」の肉離れと診断され、復帰まで1~2カ月程度かかることがわかった。6月23日の広島カープ戦(マツダスタジアム)で二塁内野安打を放った際に痛め、翌日には出場選手登録を外れていた。今季はここまで63試合に出場し、打率2割7分、10本塁打、28打点だった。故障につながった原因は昨年の週刊誌報道にあるとして、球界関係者は次のように話す。
「昨年9月に女性トラブルを報じられてバッシングを浴び、今年は野球で見返そうと目の色を変えて猛練習に励んでいました。キャンプでは朝7時から猛スイング。体に相当な負荷をかけて下半身をイジメ抜き、鍛えていた。その反動が出てしまったと思われます」
昨年9月の週刊誌報道とは、20代女性に対して体に苦痛をともなう性行為を繰り返し、アフターピルの使用を強要していた件だ。女性に異常なプレイを要求して「けつあな確定」といったハレンチすぎる文言もLINEで送っていた。女性は妊娠し、ショックで自死未遂に至ったという。
原辰徳監督は坂本のケガについて、
「最善を尽くして早めに復帰してくれることを願う。みんなでカバーしていくしかないですね」
と話しているが、
「肉離れはクセになりやすく、再発しやすいケガ。坂本は34歳で、回復力は若い頃に比べて劣ります。瞬発力を武器にするタイプだけに、選手生命を脅かす致命的な故障になる可能性がありますね」(スポーツ紙デスク)
故障班でリハビリに専念する坂本。巨人の看板選手だけに、復帰をめぐる今後の動向が気になるところである。