巨人の岡本和真が、メジャーリーグから熱視線を送られている。
海外の代理人が岡本の関係者に接触していた、との情報をキャッチした。岡本のメジャー志向が高まれば、2024年オフにポスティングによるメジャー挑戦の可能性が出てきたというのだ。メジャーリーグを取材するスポーツライターは、
「レッドソックス・吉田正尚らの活躍によって、大リーグ関係者は日本のトッププロ選手のスカウティングに再び動いています。そこで野手の第1候補に挙がっているのが岡本ですよ。2022年まで5年連続で30本塁打をマークしていて、今年もすでに20本塁打。27歳という若さながら、長年にわたって安定した力を発揮できていることが評価を上げています」
メジャースカウトが集結したWBCでの活躍も、プラス材料となった。準々決勝のイタリア戦では3回にアウトコースのスライダーを、パワーで左翼席へ運ぶ3ラン。5回には右方向へタイムリー2塁打を放って、5打点の大活躍だった。決勝のアメリカ戦でも、4回に左中間スタンドへホームランを放っている。
「イタリア戦では2つのフォアボールを選び、4打席全てで出塁しました。WBCトータルでも出塁率5割6分6厘。パワーと選球眼を兼ね備えている点や、外野やファースト、サードも守れるところが、中南米の選手との違いで、アメリカでの高評価に直結しています。現状、右打者ではカブスの鈴木誠也よりレベルは上ともっぱらですね」(前出・スポーツライター)
岡本の海外FA権取得は、ケガなく順調にいけば2027年。早期に移籍できるかどうかは、巨人がポスティングを認めるか否かにかかっている。