ついに退団へのカウントダウンに入った。巨人・中島宏之が7月28日に登録抹消となり2軍落ちしているが、「いよいよ」な状況になってきたのだ。今季はわずか8試合に出場したのみで0本塁打、0打点と、戦力とみなされていない。
「選手が豊富な巨人で埋もれてしまっていますが、少ない打席で結果は残しています。7月17日はスタメン出場して3安打。今年のトータル打率は2割7分8厘、得点圏打率は5割と、まだまだ試合に出れば活躍できる実力は持っていますが…」(スポーツ紙デスク)
巨人は若い世代への切り替えの真っ最中。秋広優人や門脇誠、中山礼都を優先的に使っている。代打陣も中田翔、長野久義、ブリンソン、ウォーカーと右打者ばかりが揃い、外国人や中田、秋広がケガをした時の「保険」といった立ち位置に成り下がった中島の出番はない。
「通算2000安打まで残り72本。本人はそこをモチベーションにしているようで、ファームで腐ることなくバットを振っています。ミート力を生かした打撃の技術は秀抜していて、1軍では今年も出た試合で通用しています。チーム方針で使われていないだけで、欲しい球団はありますよ。今年の推定年俸は5000万円ですが、2000万円から3000万円ほどで獲得に動く球団がありそうです。古巣の西武や、右の代打が欲しいDeNAなどに、今オフに移籍する可能性が高まっています」(球界関係者)
7月31日の誕生日で41歳になった大ベテラン。来年は別のユニフォームで戦うことになりそうだ。