遡ること76年前の1947年、死海のほとりにあるクムラン洞窟で発見された「巨人の書(The Book of Giants)」には、旧約聖書にも登場する巨人種族、ネフィリム巨人種族の詳細が記されていた。そんなことから現在もなお、この古文書は巨人が実在したことを証明する2000年前の貴重な文献として、数々の研究者により用いられている。
世界各地には、ネフィリムをはじめ、ペリシテ人の巨人兵ゴリアテ、ノルウェーのユミール、ドイツのリューベンツァール、ギリシャのサイクロプス、そして東日本のダイタラボッチなど、巨人にまつわる伝説が伝承されている。
巨人のほか、UMA伝説に詳しいジャーナリストが解説する。
「旧約聖書に登場するネフィリムは、『天から落下してきたものども』という意味あいがり、一部には、彼らこそが宇宙人だったのではないか、との説を唱える研究者もいます。
ただ、宇宙人説はともかく、実際、巨人の骨や足跡は各地で複数見つかっており、1912年5月には、ウィスコンシン州デラヴァン湖の泥炭から、同種族と思われる18体の巨人の骨が発見され、『ニューヨークタイムズ』でも大々的に報じられています。また、ネバダ州南に位置するラブロック洞窟で行われた2回にわたる(1924年と1929年)発掘調査では、洞窟の壁につけられた38センチを超える巨大な足跡と、身長2.5~3メートルもあるミイラが発見され、調査の結果、この骨も未知の種族のものであることが明らかになっています」
ほかにも、世界各地には今のもなお、巨人にまつわる伝承や、その存在を示す物証が確認されているが、そんな中、グーグルマップの衛星写真に20メートルを超える巨人らしき人影が写っていたと7月29日付の英「Daily Star」が伝え、UMA研究者を驚かせている。
この人影が確認されたのは、南極大陸内部のある岩山付近で、降り積もった雪の上に、巨大な人影が手足を広げるような姿で横たわっている。
「この影を発見したのは、世界的エイリアンハンターのスコット・ウェアリング氏で、同氏が自身のサイト『ET Database』やYouTubeチャンネルでこの発見を報告すると、たちまち世界へこのニュースが拡散。驚くべきはその大きさで、距離測定ツールによれば、全長は20メートル以上。しかも、人影近くには洞窟の出入り口らしきものが確認できることから、同氏によれば、人影は巨人型エイリアンで、近くにあるUFO基地から出てきたのではないか、と。確かに以前から『南極の地下にはUFO基地がある』と指摘する専門家が少なくなかったことから、今回の衛星写真が俄然、注目を浴びています」(前出・ジャーナリスト)
さて、衛星写真に写った影は巨人か、はたまたエイリアンか…謎は深まるばかりだ。
(ジョン・ドゥ)