楽天の西川遥輝外野手が居場所を失い、厳しい現状に置かれている。今シーズンは7月に1軍に昇格したが、結果を残せないまま8月11日に2軍落ち。35試合の出場で72打数13安打、打率1割8分1厘、1本塁打、2盗塁と、さんざんな成績となっている。
「2軍では3割以上を打っていて、2軍クラスの投手には対応できている状況です。ところが1軍では速球についていくことができず、年齢的な衰えを感じさせている。アピール機会でボール球を空振りするシーンが目立ちました。楽天の1軍は小深田大翔や岡島豪郎、辰己涼介、島内宏明、小郷裕哉らがひしめいていて、飽和状態です。西川が出場する隙はありません」(球団関係者)
ガケっぷちに追い込まれている西川の今後はどうなるのかといえば、
「クライマックスシリーズ進出へ激闘を繰り広げる8月に2軍落ちたしたことから、楽天を戦力外になる可能性が高そうです。身体能力が高く、守備センスは傑出していますが、肩が弱く、実戦向きではありません。ただ、瞬発力やスピードはまだまだキープしていている。走塁技術は素晴らしく、今年の年俸7000万円(推定)であることを考えると、来季は3000万円程度で獲得する球団が出てきてもおかしくありません」(スポーツライター)
西川は2021年オフ、若返りを図る日本ハムが保留手続きを行わないことを発表し、大田泰示や秋吉亮とともにノンテンダーで自由契約となる屈辱を味わった。再起して日本ハムを見返すことができるだろうか。