阪神タイガースが9月13日の巨人戦に4-0で完封勝利して、今季2度目の10連勝。3回に5番・佐藤輝明の満塁弾が飛び出し、そのまま逃げ切った。怒濤の勢いでマジックナンバーを「1」に減らし、18年ぶりのアレに王手となった。
大阪・ミナミはすでにお祭り騒ぎ。タイガースの法被やユニフォームを着たファンの姿が数多く見られた。アレすればさらに大量のファンと酔客が祝勝騒ぎに参加することが予想されており、道頓堀川に飛び込む恒例の「祝賀ダイブ」で沸くとみられている。過去には死亡者が出たこともあり、周辺では注意を呼び掛けている。
「あまりにマジックが減るペースが速く、追いかけるメディアも大慌てです。在阪のスポーツ新聞はアレ原稿が完成する前に王手を迎えて、焦りを募らせていました。当初の決定予想日より1週間以上も前倒しとなり、スポーツ担当の週刊誌記者も急遽、関西に向かっていましたよ。お祭りにあやかろうと、インフルエンサーの中にはアレに便乗する『にわか阪神ファン』まで登場しています」(在阪テレビ局関係者)
在阪メディア内では、人気選手を取り合う熾烈な争いも起きていた。
「在阪テレビ局はさっそく『阪神優勝特番』等の制作に追われています。著名なOBや人気選手を出演させる予定で、インタビューをめぐって各メディア同士の争いが勃発している。インタビュー取材は1本当たり3~5万円のギャラが発生することから、インタビューをたくさん受ける人気選手は稼ぎ時となるでしょう」(前出・在阪テレビ局関係者)
歓喜の瞬間とともに発生する18年ぶりの「大騒動」は、どんな展開になるのか。
(田中実)