性加害問題でスポンサー離れがエスカレートするジャニーズ事務所だが、嵐の二宮和也は出演したTBS日曜劇場「VIVANT」が最終回まで大盛り上がり、さらに主演映画「アナログ」(10月6日公開)プロモーションのため、週明けもワイドショーに出ずっぱりだ。性加害の逆風などどこ吹く風、に見えるのだが…。テレビ関係者が言う。
「『VIVANT』では、キャスティングの妙で救われました。堺雅人や役所広司、松坂桃李、竜星涼はそれぞれ、表と裏の顔を持つ難しい役柄を演じた。それに対し、二宮は義父の役所から継いだ企業の経営権を乗っ取られそうになり、親友にも騙され、経営センスもイマイチで、35歳の設定にしては幼稚な養子役。過酷な遊牧生活を送っているはずが、二宮だけが線が細く青白い顔をしていて、そのおかげで韓流ドラマでもありがちな、能力のない御曹司役がハマりました」
とはいっても、視聴者の間では酷評の「嵐」が吹き荒れた。先のテレビ関係者も顔をしかめて話す。
「二宮と並んで立っている側近役の林泰文や吉原光夫は、モンゴル人俳優と見間違えるほど役を作り込んでいた。それだけに、二宮の『棒演技』が目立ってしまい、最終回でも主演級の名優が揃う中で、ヘタな子役が入り込んでいる感が否めなかった。おかげでYahoo!掲示板をはじめ、SNSでは『ジャニーズアイドルはいらない』『シークレットキャストがジャニーズなんてガッカリ』と散々な書かれようでした。このままでは二宮は『何を演じてもキムタク』の二番煎じになってしまう。社会的ポジションもありキャリアを詰んだ年齢相応の中年役を演じられない木村拓哉や、二宮和也の『役になりきれない少年ぽさ』はジャニー喜多川氏の性加害を想起させてしまう。スポンサー企業がジャニーズ事務所を見限ったのをチャンスと捉え、しばらくは舞台で演技の経験を積んでもいいのではないでしょうか」
ジャニーズと契約解除したスポンサー企業に抗議して不買運動を展開するほど熱狂的なファンが、舞台のチケットを買い支えることだろう。