テレビ東京で放送される「バス旅」シリーズの多くのファンの願いは「再び太川陽介と蛭子能収のコンビで旅をすること」ではないか。ただ、それが実現することは難しそうだ。
蛭子が引退したそもそもの理由を、テレビ誌ライターが解説する。
「当初は加齢によって歩くのが辛くなったということでした。一度は引退したものの復帰してほしいとの視聴者からの声が高まり、歩かなくてもいいように『バスがない所で1万円だけタクシーを利用できる』という新たなルールを追加して再びバス旅に参加しましたが、それでも厳しいということになり2度目の引退。直後に蛭子が認知症を患っていることを発表しました」
認知症は軽度とあって、今も復帰を望む声は続いている。蛭子が復帰するならさらなるルール変更もやむなし、さらにはバス旅でなくてもいいという意見さえあるのだが、
「蛭子に密着した番組が9月18日に放送されると、復帰を望む声は吹き飛んでしまいました。老化と認知症が想像以上に進んでいるようで、動物の絵を描いたものの何の形かわからないといった具合。また、18年間世話になったマネージャーの名前も出てこない。それでも競艇選手の名前がすぐに出てくるあたりはさすがと思いましたが、バス旅はさすがに厳しいのでは」(前出・テレビ誌ライター)
蛭子能収待望論が出ないよう、今のバス旅に頑張ってほしいものである。
(鈴木誠)