フリーアナウンサーの有働由美子が10月4日に放送された報道番組「news zero」(日本テレビ系)に出演。その際ジャニーズ事務所に対する「忖度」があったことを認め謝罪した。
この日の放送では、日テレが故・ジャニー喜多川氏による「性加害問題」に関するこれまでの報道対応などについての社内調査結果を公表。報道局長による「男性への性加害に鈍感だった。報道するべき機会を逃し結果的に被害を拡大させたことは、痛恨の極み」というコメントなどを紹介した。これを受け有働は、
「私自身については、この問題を振り返ると、BBCの報道があった時に、これはやらなきゃいけない、と思ったのに、もっと強く言えばよかった」
と振り返り「結局徹底して伝えることが出来ませんでした」と謝罪。ネット上ではそんな有働に「今さら何言ってるの?」「櫻井を出せ」などと、厳しい声が殺到している。
有働は今年5月、同番組が性加害騒動について報道した際、「この件については番組で話し合って私が話します」とし、「私たちzeroも、性被害は絶対に許さない姿勢でしっかりと向き合っていきたいと思います」と意気込みを見せていた。
「ところが肝心の月曜キャスターを担当する櫻井翔は最後まで歯切れが悪く、資質を問う声が殺到。有働自身もどこか及び腰でしたね。櫻井は来春で番組卒業が決まったといわれていますが、その前に有働と一緒にきちんとこの問題を総括しなければ、視聴者への裏切りとなるでしょう」(テレビ誌ライター)
最近は時折バラエティー番組にも顔を出し、タレント色も強くなっている有働。報道キャスターとしての誇りを見せて欲しいものだ。
(ケン高田)