「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」(11月16日~19日)を戦う野球日本代表「侍ジャパン」の正式メンバーを、NPBエンタープライズが発表した。まずは以下、選出メンバーを列記しておく。
投手:桐敷拓馬(阪神)、早川隆久(楽天)、根本悠楓(日本ハム)、隅田知一郎(西武)、吉村貢司郎(ヤクルト)、赤星優志(巨人)、佐藤隼輔(西武)、横山陸人(ロッテ)、及川雅貴(阪神)、清水達也(中日)、オーバーエージで田口麗斗(ヤクルト)、今井達也(西武)
捕手:古賀悠斗(西武)、石橋康太(中日)、オーバーエイジで坂倉将吾(広島)
野手:森下翔太(阪神)、秋広優人(巨人)、佐藤輝明(阪神)、牧秀悟(DeNA)、野口智哉(オリックス)、紅林弘太郎(オリックス)、小園海斗(広島)、藤原恭大(ロッテ)、岡林勇希(中日)、万波中正(日本ハム)、門脇誠(巨人)
阪神の村上頌樹と西武の平良海馬は選出を打診されたが、侍ジャパン入りを辞退したことを明らかにしている。選手にとって、わざわざ出る必要のない試合のようで…。
「権威もなく、放映権料と入場料収入によるカネ集め目的の大会と言われている試合には、出たくないのでしょう。一部選手の間では、オフの期間が短くなることもあって『罰ゲーム』と囁かれています。賞金も総額でわずか5300万円と、激戦に見合わない。出場選手の懐には微々たる額しか入らず、若い選手が名前を売るぐらいしか、意味をなしていません。大人の事情が絡んだ大会ですよ」(スポーツ紙デスク)
出場資格があり、WBCにも出ていた佐々木朗希(ロッテ)、村上宗隆(ヤクルト)、戸郷翔征(巨人)、大勢(巨人)、湯浅京己(阪神)、宮城大弥(オリックス)、高橋宏斗(中日)は選出もされず、盛り上がりに欠ける大会になるのは明らかだ。
同大会は日本、オーストラリア、韓国、チャイニーズ・タイペイのたった4チームで争う。全て日本開催で、11月17日の韓国戦と11月18日のオーストラリア戦は、テレビ朝日系列で地上波中継。11月19日の決勝戦は、TBS系列で地上波中継される。はたして視聴率は取れるのだろうか。
(田中実)