1990代に日本の芸能界を席巻したビビアン・スーが再び、舞い戻ろうとしている。
3月4日に東京都内で行われた「FOODEX JAPAN 2024」の台湾パビリオン出展記者会見に駆り出されると、
「私は台本通りに進まない芸能人」
と天然キャラ全開に。来日した時はたどたどしい日本語を話すイメージがあったが、この日は中国語で話し、通訳が翻訳する形をとったことで、
「日本語をほとんど話さないのは初めてかも。上手な中国語を見せられた」
と笑った。
2003年に日本での芸能活動をストップさせ、拠点を台湾に戻したビビアンは一昨年、南原清隆、天野ひろゆきとの音楽ユニット「ブラックビスケッツ」としてテレビ出演。昨年の大晦日には「NHK紅白歌合戦」の特別企画枠で出演を果たした。絶妙のタイミングで日本での露出を増やそうとしていることに、芸能関係者は、
「プライベートで昨年12月に離婚していたことが明らかになり、再始動する必要が出てきたのは明白です。かつて番組を見ていた人が、今はテレビ局や企業の決済を持つポジションに就いていることも大きいのではないか。台湾よりも仕事が決まりやすくなる環境だと思う」
20年越しに動き出す算段は、うまく運ぶのか。