英デイリー・メール紙が、驚くべきニュースを報じた。
ウクライナでの戦況を日々投稿する、自称「軍事・政治ブロガー」がX上にアップした動画がある。ウクライナ軍兵士たちが、戦場で上空に浮かぶ「謎の円盤」を発見。撮影した際の会話を入手し、公開されていたのである。通信社記者が語る。
「ロシアとの戦闘が続く中、ここ最近、ウクライナ軍が頻繁に飛ばしているのが、偵察用ドローン。司令部にはドローンカメラから送られてくる映像をチェックする専門セクションがあるのですが、問題の映像は第406砲兵旅団が使用していた、300機以上ある熱探知カメラ搭載ドローンのうち1機で、撮影場所は海抜150メートル付近です。動画には兵士たちによる『あれは何だ。どうして動いていないんだ』『なぜ向こうはこっちにミサイルを発射してこないのか』『あれは絶対にUFOだ。画面上でずっと同じところにとどまっている』といった緊迫の会話が残されています。最後には『突っ込んでみるか』との会話もあり、作り物にしてはあまりにもリアリティーがありすぎる。デイリー・メール紙の取材に対し、ウクライナ軍はコメントしていませんが、ロシア上空ではかねてからUFOの目撃談が多いことも事実。信憑性のある情報だとして、ウクライナのメディアも裏取りに走っているようです」
確かにロシアでは以前から、UFOの目撃談が頻発している。近年では2013年2月、 ロシアに落下した隕石の映像にUFOが映り込んでいたと、ロシア国営テレビが大々的に伝えた。UFO専門家があとを引き取って言う。
「この隕石騒動に続き、翌2014年12月には、ドイツから日本に向かう飛行機の乗客がロシア上空で、時速約800キロから900キロの飛行機と同じ高さを飛ぶ謎の物体の撮影に成功。ゆっくりと方向を変えた物体は、やがて細長い形に変わり、飛行機の後方へと消えていく、という映像が世界に配信され、衝撃を与えました。アメリカと並ぶ軍事大国のロシアにはむろん、軍事施設が多い。つまりアメリカの『エリア51』同様、UFOが現れやすい環境が整った国だということです」
事実、昨年1月にはロシアのメディア「オストロジュナ・ノーヴォスチ」が、ロシア南西部のロストフ地域で防空作業中のロシア軍がオレンジ色に発光するUFOを目撃し、ミサイルで撃墜した、と報じた。
そうなれば、今回の「軍事・政治ブロガー」がアップした音声動画も、頭から眉唾だと断言できない気もする。真相が明らかになる日を待ちたい。
(ジョン・ドゥ)