ドジャースの大谷翔平がメジャーリーグ開幕を迎え、本拠地での開幕戦でマルチヒットを記録した。通訳の水原一平氏がギャンブルで借金漬けにされ、大谷の口座から窃盗した疑惑が浮上すると、韓国ソウルで解雇。激動のソウルシリーズからアメリカに戻り、エンゼルスとのオープン戦3試合に出場した大谷だが、ヒットなし。13打席連続無安打で、オープン戦を終了していた。
「平静を保とうとしている大谷ですが、顔が痩せて、目のあたりがやつれたように見えます。トレーニングの補助や相手チームの分析、買い物、食事、チームとの折衝、マネージャー業務などを一手に引き受けていた水原元通訳が一夜のうちにいなくなったことで、負担や精神的苦痛が覆いかぶさっています。野球に集中できていないのか、バットスイングが鈍くなっていますね」(在米ジャーナリスト)
3月25日には水原氏の騒動について、大谷が声明を発表した。ただ、質疑応答に応じない大谷の対応に、批判を展開するメディアもある。前出の在米ジャーナリストは、
「これまで取材対応の少ない大谷にあまり文句を言ってこなかった現地メディアですが、騒動に乗じて、一部は手の平返しで攻勢を強めています」
その「攻勢」はメジャーリーグファンにまで拡大。
「東洋人が活躍する姿を快く思っていない層が、ここぞとばかりに大谷を批判しています。6億8000万円もの大金を管理できないルーズな選手、というSNSへの書き込みもある。以前は二刀流で何でもできるスーパーマンだともてはやされていましたが、今やヒールになりつつあります」(前出・在米ジャーナリスト)
影響はどこまで広がってしまうのか。心身ともに弱っていく大谷を救えるのは、新妻の真美子さんだけかもしれない。
(佐藤恵)