新春一番、1月10日【土】~14日【水】の「多摩川一般戦」に出場する松村敏を狙いたい。理由はズバリ一点。スタートが最近、信じられないほど速くなってきたからだ。14年12月17日までの半年間に松村は計136走したが、うちトップスタートが何本あったか? 正解は69本。なんと2走に1度がトップスタートだった。
そして、この136走の中にはゼロ台スタートが55本もあった。40.4%がゼロ台。平均タイミングはコンマ12の弾丸。こんな速いスタートを決めれば成績が悪いわけはなく、1着62本、2着32本。2連対率69.1%の快進撃である。
だが、松村の電撃速攻はまだ多くのファンに知られていないのだろう。配当は高く、14年10月22日津第7R、4コースから04で飛び出し、川下晃司らをまくったレースは3連単3万3420円。12月4日住之江第12R、同じく4コースから野添貴裕らをまくったレースも3連単1万4060円の波乱を呼んだ。
多摩川は13年10月以来だが、あの時も10月2日第5R、4コースから堀本裕也らをまくって3万8890円の大穴をあけ、同じ日の第10R、今度は6コースから三品隆浩らをまくって1万3510円の穴を連打した。今回も必ず高配当の主役に躍り出るだろう。
なお、松村の次走地は1月21日~26日の「桐生一般戦」となっている。
◆ボートレース評論家・水上 周
◆アサヒ芸能1/6発売(1/15号)より