お笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史が4月25日、「プレバト!!」(TBS系)に6カ月ぶりに出演した。
昨年10月に当て逃げ事故を起こし、芸能活動を自粛していた藤本は、今年2月23日に活動再開を発表。俳句の永世名人として君臨していた同番組に、遂に復帰を果たしたのだ。
コーナー冒頭、藤本に近づいたMCのダウンタウン・浜田雅功は開口一番、
「警備の人、ちょっと来て! 逃げるよ!」
騒動をイジって場を沸かせたが、フジモンは、
「逃げないっす、二度と逃げないっす」
と神妙な表情を見せた。
そんな藤本を待ち構えていたこの日のお題は「ふるさと」。そして藤本が詠んだ句は、
〈「乗りますか」ふるさと経由 春の雲〉
藤本は「ふるさとに行く春の雲のバスがあったらいいな」と、ファンタジーで詠んだ句であることを説明した。すると、同じく永世名人の千原ジュニアがすかさず、ツッコミを入れる。
「乗り物の俳句はまだ早い。イジられにきてるやん」
査定員を務める俳人・夏井いつき氏の判定は「ボツ」。夏井氏はひと言、
「誰が言ってるの?」
するとジュニアは、
「ほら、車でトラブル起こしたヤツ、誰が言うてんねん」
夏井氏は「イジる気はいっさいございません」としながらも、次のように疑問点を指摘した。
「『乗りますか』は誰が言ってるのかわかりづらい。『経由』はふるさとを経由してさらにどこにいくつもりなのか」
その上で〈ふるさとや乗ってゆきかと春の雲〉と添削したのだった。
テレビ誌記者が言う。
「フジモンは活動休止中、俳句も休んでたのでしょうか、今回の句はやはり今ひとつ。ブランクを感じましたね。とはいえ、フジモンの俳句にはファンが多い。次回以降に期待したいです」
視聴者からは「NON STYLEの井上裕介とお題『ドライブ』で勝負してもらいたい」と、同じく番組常連で「当て逃げ仲間」との対決を期待する声も。
「タピオカ」に続いて「当て逃げ」という新たなるイジられワードを手に入れた藤本の、今後の俳句が楽しみだ。
(石見剣)